春の陽気を少しずつ感じ始める3月。
新たな出発を迎える人も多いこの季節は、気持ちをリフレッシュし、初心に返るのにぴったりの時期。
ぽかぽかと暖かい春の日差しの中で色鮮やかな景色が広がる山を楽しむトレッキングは格別。
今回は、春におすすめのルートをご紹介!
須磨浦公園駅は、これからトレッキングを始めたい方から本格的に楽しみたい方まで、さまざまな目的を持つ人々が集うスタート地点。大会を目指す上級者や登山を始めたばかりの方、親子で登山を楽しむ方々など多くの登山客で終日賑わっている。
トレッキングだけでなく、ロープウェイに乗れば旗振山付近までたどり着くので、山上からの景色を気軽に楽しめる。
春の心地よい気候を感じながら楽しめるトレッキングルートは、六甲全山縦走のスタート地点にもなっている。KOBE六甲全山縦走大会の出発地点である須磨浦公園は、山陽電車須磨浦公園駅の目の前なので足を運びやすい。
須磨浦公園エリアは桜の名所として知られている。
公園全体に植樹されている桜の木は、まるで春を待ちわびるようにぷっくりと蕾を膨らませ、やがて満開の美しい花が咲く季節が楽しみ。
山道に入るポイント。「ちかみち」と書かれた道標脇の階段をそのまま上らず、今回は園内を少し散策へ。
神戸の街は、山が近く、この須磨エリアは海が目の前に広がる。
神戸らしい眺望景観 須磨浦公園
神戸の海を眺めて、いざトレッキングへ。
階段が多い道ではあるが、舗装されていて歩きやすい。
途中で休めるポイントも多いので、自分の体力に合わせてペース配分を。
道中には冬に咲く椿が真っ赤に咲いていて、季節の移ろいを感じさせてくれる。
仲睦まじい、ご夫婦が手を繋いでトレッキング。
お話を伺うと、毎年夏には日本アルプスへ向かうという上級者。
この日は暖かく晴れた天気に誘われ、足慣らしを兼ねてトレッキングに出かけたそう。
トレッキングは、年を重ねても誰かと一緒に楽しめることが魅力のひとつ。
30分程で、ロープウェイ乗り場に到着。
ちょうど梅が咲き始めており、春の訪れを感じさせてくれる。
https://www.sumaura-yuen.jp/facilities/going/
すぐ近くの東部展望台からも神戸らしい景色が広がる。
4月の初旬には、この海と街、そして山の景色に満開の桜のピンク色が加わり、より一層鮮彩られる。その景色が今から楽しみ!
六甲縦走路の始まりの鉢伏山からは、六甲山系を一望できる。
鉢伏山の頂上に公園があり、遊具で遊ぶ子どもたちやベンチに腰をかけて休憩をするハイカーも集まる。
この公園では、事前予約を行うとBBQを楽しむことができる。
https://www.sumaura-yuen.jp/facilities/eat/
「自然の中でBBQできるところを探していて、今回良い場所を見つけた」と自然の中でBBQ女子会を満喫する女性たち。
鉢伏山から六甲縦走路にある次の山である旗振山の頂上までは徒歩で約10分。
土日祝にオープンする旗振茶屋は、多くのハイカーが立ち寄る絶景スポット。
店内では、ドリンクの販売やエネルギー補給のアイテムが揃う。
甘酒500円(税込)冬季限定
サーターアンダギー 500円(税込)
旗振茶屋のすぐ横には、国境の標識が。標識右側には須磨浦山上遊園の梅林へ続く道がある。
3月初旬の取材時点では、まだ梅林の2割程度の開花状況。
これから温かくなると、一面に広がる梅林が満開を迎え美しい景色に。
春はもうすぐそこ。穏やかな気候の春に、神戸らしい絶景とトレッキングの楽しさを満喫できる山へ出かけよう!
須磨浦公園周辺:桜の例年の見ごろは、3月下旬~4月中旬
桜の見頃情報はこちらから
https://weathernews.jp/sakura/spot/327/
今回のルートには、登山サポート店が3店舗!
須磨浦山上遊園 須磨浦ショップ
https://kobe-rokko.jp/supportshop/4985/
須磨浦山上遊園 回転展望閣
https://kobe-rokko.jp/supportshop/5415/
旗振茶屋
https://kobe-rokko.jp/supportshop/5144/
登山サポート店一覧はこちら
https://kobe-rokko.jp/supportshop/
登山客のみなさまの来店を歓迎し、おもてなしをしてくれるお店です。
店頭に貼っている「神戸登山サポート店」のステッカーやのぼりが目印!