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県立六甲山ビジターセンター・ガイドハウス ~六甲山グルーム祭で六甲山の安全祈願!~

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六甲山は、観光やレジャー、リゾート施設が揃い四季折々の自然を楽しむことができるスポット。かつては、戦争や災害、開発などの影響を受けたほか、伐採が進むなど今のような緑豊かな山ではない時期も。 明治時代の神戸港開港を契機に外国人によって六甲山の開拓が始まり、現在の美しい景観となった。


アーサー・ヘスケス・グルーム
六甲山の観光開発と景観保護に力を注ぎ、神戸倶楽部を創設するなどの功績により「六甲山の開祖」と呼ばれているグルーム。

今回はグルームの偉業を称え、夏の登山の安全を祈願する「六甲山グルーム祭」の様子と、開催場所の県立六甲山ビジターセンター・ガイドハウスの魅力をご紹介!

今年のグルーム祭当日は、六甲自然案内人による定例自然観察会が開催され、 阪急電鉄主催のハイキングイベントのゴール地点を六甲山ビジターセンターに設定。約900人を超える来場者が訪れ盛況のうちに終了した。

【神事】
グル-ム像前に設置された祭壇の前で、安全祈願のお祓い。

【イベント】
六甲山上施設の出展ブースを設けたのは初めての試み。

駐車場スペースにはキッチンカーも。

会場の六甲山ビジターセンター・ガイドハウスは、六甲山上駅から徒歩20分、またはバス1駅の場所にある。
六甲山と摩耶山の中央に位置しており山上バスや六甲摩耶スカイシャトルバスの乗り換えポイントにある。


まずは、六甲山ガイドハウスをご紹介!

木のぬくもり、スタッフの方のあたたかさを感じられるスポット。
県産木材の利用や屋根裏の暖気を利用するしくみの導入など、環境に配慮した取組みも行う。


初めての道で六甲山などを登る時は、本やインターネットを駆使してリサーチをする方も多いのでは。
事前に調べていても、道中の情報が少ないため、実際に山道に訪れて初めて分かることもしばしば。自分で調べて経験を積み重ねることも登山の醍醐味であるが、山を知り尽くした方に情報を聞くこともまた、新たな発見に繋がる。

六甲山ガイドハウスでは、六甲山の主なハイキングコースを紹介する案内板、写真パネルの展示などにより六甲山の情報を発信。土、日、祝日は知識と経験が豊富なボランティアガイド「山の案内人」が駐在。

毎週土・日・祝日には、1日2回の自然散策ツアーが無料で予定されている。
https://rokkosan.center/guidetours


登山途中に立ち寄りルートの確認をする方も。

タッチパネルのデジタルサイネージでも情報を収集できる。


続いて、階段を上り六甲山ビジターセンターをご紹介!

芝生広場には、大きな東屋やベンチなどがあり休憩できる。
記念碑やグルーム像、グルームに関連した標石もある。

瀬戸内海国立公園六甲山地区を訪れる人たちに六甲山の魅力を伝える施設。
https://rokkosan.center/facility


六甲山ビジターセンター入り口では管理人が元気に出迎えてくれる。


入り口正面には展示室があり、中には六甲山の歴史や自然についてパネルや映像で学ぶことができる。

六甲山自然体験シアターでは、六甲山の歴史と豊かな自然を270 度のVR(バーチャルリアリティ)映像で体験できる。シアタールームでのカーテンを閉めて楽しむ臨場感あふれる映像は必見!

レクチャールームには、机が並び研修などで使用可能。(要事前予約)
窓辺の席はワーケーションスペースとして無料開放されている。
(ワーケーションスペースの利用時間は、レクチャールームと同じ。事前に空き状況の確認を。)

図書コーナー。現在では入手困難な書物が並ぶ。

六甲山ビジターセンターの隣には、展望デッキが。
天気が良い日には淡路島や関西国際空港、神戸空港などが一望できる絶景が広がる!

六甲山ビジターセンターを訪れて、六甲山の歴史や魅力を体感しよう!

施設情報
県立六甲山ビジターセンター
https://rokkosan.center/
神戸市灘区六甲山町北六甲123
TEL: 078-891-0616
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)が休館日