エコ・ロケーションによって人の気配だけを敏感に感じているという盲目の映画監督、ダムド迫田。
ある日監督がマリアの店やって来る。新作映画を撮影すると宣言する監督に、期待の膨らむマリアと顔の曲がった女ナンシー。
一方で人生をあきらめかけてしまった、しがないサラリーマン石田は、人生なにひとつうまくいく事なく、自殺を考えている毎日だったが、ダムド迫田が通りかかり、なんと映画の主演をオファーされる。
困惑する石田だったが、強引に同僚の美奈代までを巻き込んでいく監督に映画の撮影へと引きずり込まれる。
撮影現場、ひと癖ありそうなカメラマンや助監督が現れ、マリアをヒロインにした映画が撮影されていく。
演技のために体力づくりをする石田と美奈代、納得いかないままにダムド迫田の世界に惹かれていく。
完成した映画の公開日にはマリアのお陰で会場は超満員。この映画によって石田と美奈代の心の中に変化が起こる。生きる希望と勇気を与えられた二人は未来へと向かう。