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2017年の訪日クルーズ旅客数が過去最高となる見通し

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国土交通省港湾局が毎月中旬に公表している訪日クルーズ旅客数の概数(速報値)によると、2017年 1月~11 月までのクルーズ船寄港回数は前年同期比 1.37 倍(2,604 回)となった。訪日クルーズ旅客数も 10 月までの集計で217.5 万人(前年同期比 1.26 倍)に達し、10月の時点で既に昨年(2016年)の年間旅客数を上回っており、 過去最高となる見通しだ。
(国土交通省「Japan Cruise Report」2017年12月1日号・12月15日号)
http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk4_000019.html

法務省入国管理局の集計によると、2016年一年間に日本へクルーズ船で入国した外国人旅客数(船員を除く)は前年比78.5%増の199.2万人となり、過去最高に達している(法務省入国管理局による集計・船員除く)。クルーズ船の日本への寄港回数も中国からのクルーズ船などの寄港が大幅に増えたこともあり、前年比38.8%増の2,018回(外国船社1,444回、日本船社574回)と過去最高を記録した。2017年はそれを上回るものとみられる。

神戸港へのクルーズ船寄港に関しては、2016年の外国船社と日本船社を総合した寄港回数が全国5位(104回)となり、全国比の順位は変わらないものの2015年の寄港回数97回から微増している。
ただ、2010年からの寄港回数の統計を見ると神戸は全国比の順位が若干下降傾向にある。博多、長崎など九州への寄港が増加の一途をたどる中、神戸への寄港を増やしていく官民挙げてのさらなる努力が必要な時期なのかもしれない。

国土交通省では、「明日の日本を支える観光ビジョン」(2016年3月30日)に掲げられた目標である「訪日クルーズ旅客を2020年に500万人」の実現へ向け、国を挙げてのクルーズ船誘致に今後益々力を入れていくとみられる。
クルーズ船は一度に多くの観光客が下船するため、寄港地である神戸もインバウンドによる観光、食事、買い物などの経済効果が期待できる。数日滞在するクルーズ船もあるため、神戸の観光をより長く楽しんでもらうための工夫や、迅速で細やかな情報発信が欠かせない。インバウンド向けのウェブサイトの充実やSNSなどの積極的な活用がこれまで以上に重要となってくるだろう。

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