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カカオものCollection2017 〜日本初!チョコレートとチョコレート雑貨の競演〜

カカオものコラージュ

11月23日(木・祝)〜26日(日)の4日間、神戸北野にてこれまでになかった新型のチョコレートイベント(入場無料)が開催されます。

メイン

テーマは「大人の嗜みとしてのチョコレート」。チョコレートを楽しむためのワークショップの開催や、なかなか手に入らないチョコレートの試食販売、選りすぐりのチョコレート雑貨やチョコレートに関するアート作品を約500種類以上展示販売。まさにチョコレート尽くしの複合型イベントです!

主催である「カカオもの」実行委員会メンバーで、チョコレート造形家として活動されている舞音さん、板チョコをモチーフにしたお財布やバッグなどの本革製品を手掛けるChocolatan(ショコラタン)代表の加茂さん、そしてIchiban KOBEでお世話になっているカメラマンで同イベントのデザイン等を担当されているシラタニさんにお越し頂きいろいろとお伺いしました。

1ハンドメイド-チェリーボンボンを象ったタックピン

編集長:
近年国内外から有名ショコラティエなどを招致して大々的に開催するようなチョコレートのイベントが、東京を始め各地ですごく人気で盛り上がっていますよね!まず本イベント「カカオものCollection2017」を開催するに至ったきっかけをお聞かせ下さい。今日お持ちいただいた精巧なチョコレートの雑貨の数々を拝見していますが、ホントにこんなに素晴らしい作品がたくさん作られていることに正直とても驚いています。スイーツ雑貨というくくりならこれまでもありましたが、ここまでチョコレートにこだわっているのは珍しいですよね。圧巻です!

舞音さん:
ありがとうございます!私はもともと、チョコレートでイラストや似顔絵などを書いていたんです。そういった活動と合わせて、少しでも多くの皆様にチョコレートの魅力を伝えたいと思い、雑貨を作るようになりました。他にもスイーツがたくさんある中で、チョコレートは人々を魅了する力のある特別な存在であり、食品でありながらアートの素材としてもいろいろな形に変えることができて、表現の幅がすごく広いと感じています。

s_007 - コピー

チョコレート造形家として活動するようになってから、あるバレンタインの催事の際に加茂さんが手がけるChocolatanの革製品に出会いました。その時の強い衝撃と感動は今でも覚えています(笑)。Chocolatanの革製品には私自身が思い描いていたような、理想のチョコレートの姿を本革という相性抜群の素材を使って表現されており、作った方にぜひお話させていただきたいと思ったんです。そして実際に私からアプローチしました(笑)。

2播州レザーの板チョコ財布・iPhoneケースなど

後日実際に加茂さんとお会いしたらすっかり意気投合して、同じようなチョコレート作家さんを集めてイベントを開催してみたいですね!!と、盛り上がったところから企画が始まりました。

編集長:
加茂さんはチョコレート自体も販売されているんですか?それともそのような革製品をご専門に?

加茂さん:
食品のチョコレートは扱っておらず、いまは革製品を専門にやっています。ただ、たまたま最初に制作した素材が本革だったというだけで、実は他の素材も研究中で、板チョコをモチーフにしたものをこれからもっと作っていきたいと思っています。

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編集長:
今回のイベントで出展される雑貨は、他の作家さんからの出展作品も含め、すべてチョコレートにフォーカスしておられますが、舞音さんや加茂さんのようにチョコレートを専門に制作活動されている方は多くいらっしゃるんでしょうか?

舞音さん:
私たちのようにチョコレートだけを扱っているという方は少なくて、お菓子全般をテーマにしながらチョコレートに関連した作品も制作されているという方が多いです。これまでハンドメイドの展示イベントなどで、とてもクオリティーの高いものを制作されている素晴らしい作家さん達にお会いしました。そして私がファンになった方々一人ひとりに今回のイベントの主旨を説明し、チョコレートにテーマを絞った本イベントへご協力頂いています。

3ハンドメイド-マカロンショコラのメモスタンド

編集長:
今回が初めて、第1回目の開催ですか?

加茂さん:
はい、手探り状態からの初めての開催で、本当は第0回目と言いたいくらいです。(笑)

編集長:
パンフレットを拝見しますと、開催期間中にはチョコレートのワークショップやセミナーの予定がギッシリ組まれていますよね!世界的にご活躍のパティシエ、小山進さんもご参加され、とても初めての開催とは思えないですよ!

2017112505エスコヤマ

舞音さん:
ありがとうございます!小山さんもそうですし、作家さん達のほかにも、利きチョコ師やチョコレートソムリエ、チョコレートクリエイターなど、チョコレートに関わる多くの方々にご参加頂いています。

2017112401明治

編集長:
今後は「カカオもの」のイベントとしては、どのような展開を目標とされていますか?

舞音さん:
はい、このイベントのきっかけをもう少し詳しくお話ししますと、、、
スイーツ雑貨というと、どうしても女性向けというイメージがついてしまうと思うんです。でも実際は女性だけではなく男性をターゲットにした作品も多く制作されています。加茂さんのChocolatanの作品は男性向けのものがメインです。

もちろんバレンタインの催事などは女性が殺到しているイメージが強いと思います。でも興味があるけど女性ばかりの会場にはなかなか入りにくくて参加できないという、、、チョコレートが好きな男性が本当はたくさんいると思うんです。

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そういった男性の方々にも是非足を運んで楽しんでいただきたいです。男性向けの雑貨商品もたくさんあるということを知っていただくための場所を設けて、他のチョコレートイベントとは一線を画すものにするというのが当初からの共通目標の一つです。

編集長:
それでテーマが「大人の嗜みとしての」チョコレートなんですね。

舞音さん:
雑貨やアート作品の展示販売だけでなく、なかなか手に入らないチョコレートブランドの試食販売もあります。ワークショップやセミナー(有料)にも希少なチョコレートを試食できるものもたくさんあるので、ぜひ目くるめくチョコレートの世界を体感していただきたいですね。きっと満足していただけると信じています。

4アメリカのブランド-ラーカ

加茂さん:
Chocolatanの企業目的には「神戸をチョコレートで盛り上げよう!」という思いがありまして、本気でチョコレート雑貨の商品作りや、今回のイベント開催にも携わっています。ショコラティエの方などと垣根を越えて、雑貨だけでなくチョコレートに対する思いや意見を出し合ってきたので、今回初めての開催がどのようなものになるかが楽しみです。

編集長:
面白いですね。今後、神戸以外の場所に広めていく予定はありますか?

加茂さん:
「カカオもの」に興味を持ってくださって、すでに東京や名古屋の百貨店からイベントとして出展して欲しいというお誘いを頂いています。可能であれば今後は全国を回ってこのイベントを広めていきたいという思いを持っています。
大きなことを言えば、パリで開催されるチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラに神戸から発信する「チョコレートの雑貨」を出展することが将来の目標ですね。
とはいっても、まずはこの初回のイベントを成功させたいという気持ちが一番ですが(笑)。

舞音さん:
‟神戸をチョコレートで盛り上げる”という目標を持って、神戸からスタートするイベントなので、定期的に神戸で開催できるようになるといいなと願っています。

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(左から:カメラマンのシラタニさん、チョコレート造形家の舞音さん、Chocolatanの加茂さん)

編集長:
私たちも「神戸のイチバン」、「神戸が誇れるもの」を国内外に向けて発信していますので、カカオものCollectionのように神戸発祥となるイベントはぜひ応援したいですし、楽しみにしています。こう見えてチョコレート大好きなんですよ(笑)。
本日はありがとうございました!イベントの成功をお祈りしています!!

【カカオものCollection2017】
*Facebook: facebook.com/cacaomono
*Twitter: twitter.com/cacaomono
*Instagram: @cacaomono
会期: 2017年11月23日(木・祝)~26日(日)の4日間
時間: 11:00~19:00
会場: 神戸北野坂FLORE Artist Gallery
(神戸市中央区山本通1-7-9 ブーミン北野1F)
https://www.ag-lareine.com
・阪急神戸三宮駅 東出口 徒歩8分
・JR三ノ宮駅 西出口 徒歩8分
・阪神神戸三宮駅 西出口 徒歩10分
・東海道新幹線 新神戸駅 車5分

会場写真FLORE

カカオものCollection2017ロゴ画像