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安芸しらす食堂 神戸店×Ichiban KOBE
「安芸しらすをしらすの聖地へ」

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Ichiban KOBEスペシャルインタビュー@安芸しらす食堂
日本全国、そして世界に誇れる神戸エリアの魅力を紹介するこのインタビュー。
高知県の新鮮なしらすを堪能できるお店が2022年4月、神戸元町にオープン!
地元の食材にこだわる「安芸しらす食堂」のオーナー山本さんにお話を伺いました。

編集長:
それでは、自己紹介をお願いします。

山本さん:

株式会社安芸水産の山本と申します。もともとは、実家が地元安芸市で港湾関連の事業を行っていました。そして高知県安芸市に生まれ育った母は、地元に貢献したい気持ちが強く、安芸市の特産物としてしらすに着目し、様々なPR活動を積極的に行っていました。
そんな中、高知県から「高知県地域アクションプラン」という取り組みのお話を伺う機会がありました。高知県は漁師の高齢化が進んで担い手が減少し、後継者不足の問題を抱えています。この問題を解決する為には、しらす加工業が安芸市にとってなくてはならない事業であると確信したのです。
それがきっかけとなり、2013年に母が本格的に事業を始め、その後、私も携わるようになりました。高知県で水揚げされた鮮度抜群の魚を仕入れ、最高の状態を保ったまま皆様に販売をしています。神戸エリアでも様々な飲食店様ともお取引させて頂いております。

編集長:
神戸で店舗を始めたきっかけを教えてください。

山本さん:

距離的に高知と近く、かつ人口の多い関西に拠点を作りたいと思っていました。特に神戸は、高知からの物流も非常にスムーズで新鮮なしらすをお届けできることが最大の強みです。神戸では先にキッチンカーでの販売を行っていた経緯から、魅力的な飲食店の多い元町に物件の空きがあることを知り、店舗のオープンに至りました。
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編集長:
高知の海産物といえば、かつおが有名だと思いますが、店舗名をしらす食堂という名前にした理由はありますか?

山本さん:

安芸漁港で水揚げされるのは、約7割がしらすなのです。安芸市をしらすの名産地、そしていずれは聖地にしたいと思っているので、しらすをメインとした食堂を始めました。IMG_2923
編集長:
しらすは、鮮度を保つのが難しいのではないかと思うのですが、鮮度を保つためにどのような工夫をされているのでしょうか?

山本さん:

安芸水産の加工場や直売所は安芸漁港内にあります。水揚げされたしらすを漁師から漁港で買い付け、すぐに特殊な方法で冷凍をします。これまでは、生しらすは3~4時間の間、生のまま輸送していたので、どうしても鮮度が落ちてしまいがちでしたが、水揚げ直後の魚をすぐに特殊冷凍することによって、獲れたての状態でご提供させて頂いております。

編集長:
お店で最高のしらす料理をご提供するには、最高の食材を調理される料理人が必要だったかと思いますが、同級生だったやっさんに声をかけた理由はありますか?

山本さん:
やっさんとは、高校の野球部が一緒で、地元で料理人として活躍していることを知っていました。新しい事業を始める事は、簡単な事ではないと母の姿を見て感じていたので、高校時代に厳しい練習を共に耐えたやっさんの顔がふと想い浮かびました。苦難があっても力を合わせて頑張ることが出来ると確信して声をかけました。
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通称やっさんこと、料理長の濱村泰裕さん。
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安芸しらす食堂の大人気メニュー
釜あげちりめん丼 刺身セット ¥1,550

編集長:
今後の展開はどのように考えておられますか?

山本さん:
やはり、安芸市のしらすを全国的に広めて行きたいと思っています。

編集長:
店舗運営以外にもECサイトやホームページなど、消費者さんと直接関わることができる取り組みはされていますか?

山本さん:
はい!ECサイト運営を行っています。新型コロナウイルスの影響もありご利用いただくお客様が増えています。

編集長:
神戸で安芸市のしらすの認知度をあげていくことも行っていきたいですね。

山本さん:
そうですね!しらすだけでなく、高知県の食材をどんどん発信していきたいと思っています。私たち高知の人間は、神戸という地域に本当に素晴らしい食材がたくさんあることを知っています。ですので、神戸の方にもぜひ高知の食材をもっと知っていただきたいと思っています。例えば、宿毛や、室戸で水揚げされた海産物や、土佐牛もブランド化していきたいです。また、ゆずや、茄子もおすすめです。
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編集長:
地方では、若者離れや高齢化が問題になっていると聞きますが高知県ではいかがでしょうか?

山本さん:
若者が少ないと感じていますね。私の会社では、若者の地元離れを少しでも減らすために地元の高卒者や新卒者の採用を積極的に行っています。個人的に思う事は、都会は物を売る事はできますが、物を生産することは難しいと思っています。地方ならではの強みを活かし、地元の特産物を皆さんに知っていただきながら、地元の活性化に繋げていきたいと思っています。

編集長:
神戸の方へメッセージをお願いします。

山本さん:
神戸は自然も豊かで、美味しいものが沢山ありますし、とっても好きな街です。高知も海と山に囲まれ、しらすやかつお等おいしいものが沢山あるので一度ぜひ召し上がってください!
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編集長:
本日は、お話をお聞かせいただきありがとうございました!

◇お知らせ◇
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安芸しらす食堂神戸店
https://akisuisan.com/
TEL:078-381-8887
営業時間:11:00~15:00(L.O14:30)17:00~22:30(L.O22:00)
水曜定休日

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