80歳になる現役ストリッパー、メイコ。
新しい衣装を買いに、母の仕事を快く思っていない息子の冠十郎と共にマリアの店にやってくる。
そんなメイコを陰ながら慕っているストリップ劇場進行役の芳雄。同僚の踊り子たちはメイコに冷たくあたっている日々。
そんなある日、メファンである敷島とチョコがメイコのもとに。
死期の迫る敷島の父と、自宅に引きこもっているチョコの息子にメイコのショーをみせてやりたいと願う。
メイコは敷島の父の病院、チョコの息子の前でストリップを踊るために出向いていく。
そんな心優しいメイコだったが、息子冠十郎との確執はずっと残ったまま。一世一代の芸を仕込んで引退前のラストステージで踊ることを決心するメイコ。
同僚の踊り子や芳雄の助力を得て、最後のステージで燃え尽き、そして亡くなってしまう。冠十郎や踊り子たちに愛あるメッセージをたくさん残して…。
メイコによって生きる勇気を与えられた多くの人々の心に素敵な記憶だけを残したまま。