窓から外を眺めながら112年前の神戸の景色を思い浮かべて下さい。北野異人館「うろこの家」

【観光】北野異人館「うろこの家」

北野異人館は主に明治から大正時代にかけて建てられ、旧居留地と並んで、神戸に船でやってきた欧米人が居住していた西洋館。北野の丘の上に広がる神戸の街を一望できる異人館街には、当時の風情を残した邸宅が1日では回りきれないほどたくさん立ち並んでいます。

その数ある神戸の異人館の中で、最も早く一般公開されたのが“旧ハリヤー邸”。通称“うろこの家”の名前で親しまれています。

敷地内に入ると中央が円柱型の特徴的な建物が目の前に現れます。その壁面はうろこの家の所以である美しい光を放つ天然石で魚のうろこのように覆われています。

館内に一歩足を踏み入ると欧州を感じさせる絨毯、部屋にはアンティークなインテリア、陶磁器、そしてどことなく懐かしさを感じさせる香り。まるで、旧ハリヤー邸が建てられた112年前にタイムスリップしたかのようです。
階段を上がり2階へ。まっすぐ進むと、そこには大きな窓の向こうに広がる神戸の街並み。神戸の港まで一望できる絶景は、震災から22年、力強く復興し更に大きく発展を遂げた、現在の「みなとまち」神戸の姿をそのまま楽しむことが出来ます。